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  ★育児日記★


by CHINAMAMA377

トト

           トト

 トトは2才9ヶ月になりました。身長は1メートルで、体重は17キロ(?)です。服は100センチはぴったりですが秋までは持たないと思っています。靴は17センチです。

 トトは2歳になったばかりのときアンパンマンに夢中になりましたが、今は仮面ライダーがすきです。外に出たら、初対面のお友達にでも、仮面ライダーになりきって戦いごっこをしてもらいたがっています。
 少し困っています。

  家の中では、戦いごっこをしたくて、いつも棒やラケットなど持っていて誰かの手に入れようとしています。誰かに相手にしてもらいたいのです。

 今までトトは食事に莫大な興味を持ち、いつもおとなしく食べてくれていましたが、今はちょっと違います。いすから降りたり、おもちゃをテーブルに持ってきたりしています。そういうわけでトトのおしりはさいきん毎日一回かに回たたかれています。
 冷蔵庫を自分で開けるようになり、勝手に食べ物をだしたりしています。ルールを覚えてもらうまで時間がかかりそうです。
 雨はいつも一回一個以上食べます。

  お絵描きが大好きでもないけど、丸を描いて、その丸のなかにお目目やお口をかいたりして、人の顔って言う意味を人に示しています。
  ママの描いた小さいお花の周りに大きい丸を描くのがまだまだすきです。「お花をだっこする」という意味で描いているのです。この方法でまるが上手になりました。
  昨日、「2を書きたい」と言い、長い2を書いてママに見せました。ママはほめましたが、トトは納得できなくて、またママに書いてもらい、ママの書いた2を上手になぞってくれました。
  
  折り紙を半分折って、三角や四角の形にするのがやっと出来るようになりました。最近、折り紙や白紙から円を切り取り、その円の上にママに数字を書いてもらい、お金として遊んでいます。

  お金と言えば最近お金を使うのがすきです。自動販売機にお金を入れたり、バスに乗るときチケット代を全部持っていたりしています。昨日バスに乗ったら、「お金全部入れていい?」と、運転手さんに聞きました。今までママは10円玉しか持たせてなかったからです。
  バスを一人で乗ったり降りたりできるようになりました。

  数字の一から十まではまだ数えられません。5と6はいつも抜いています。でも、数字への認識はできています。

  お花が好きなので、取ってはいけないお花まで取ってしまうことがあります。ママがいつも半分枯れたお花を取って捨てているのでそのまねじゃないかと思っています。
 
  今年の春たくさんのお花の名前を覚えたようです。タンポポの綿毛ボールが大好きでいつも探しています。
ノースポール、マーガレット、パンジー、バラなどの花の名前を覚えました。

  動物の名前も沢山覚えました。自分のことを「キリン」というのがすきです。何でキリンがすきでしょう。
  ワンちゃんもねこちゃんも大好きです。

  働く車がまだまだ大好きです。名前はママより覚えているでしょう。
  
  お友達に自分のおもちゃを貸してあげることがやっとできるようになりました。「どうぞ」と言えば格好良くなるよというママの話を大事に思っているようです。

  「ありがとう」はすぐいえますが、「ごめんなさい」はすこし時間かかりそうです。すぐすなおに言えないのです。

  いつもお姉ちゃんのそばで寝てますけど、もしママが添い寝をしてあげたら、いつも布団の一角を上げてママの体に布団をかけようとしています。このときのトトが大好きです。

  4月からスクーターが上手になりました。
  5月中旬から自転車を乗り始め、今坂以外のところ一人でも上手に乗れるようになりました。車のある道はまだむりです。三日前から自転車のブレーキを覚えました。
  スクーターでも自転車でも、野球場の周りの道を回って走った時、いつも椅子に座っているおじいさんおばあさんに大きな声で挨拶をしています。そんなときのトトが大好きです。

  体操の先生も友達も大好きです。体操の授業のときいつも悪戯をしたり、外を見たりしていますが、体操に行くことが好きなので、ママはそれでいいと思っています。体操教室のおかげでスクーターも自転車も早く上達できたじゃないかと思っています。

  トトが生まれてママが忙しくなり、疲れがたまって、怒鳴ったりしています。トトもママの真似して大声で話すようになりました。
  そんなトトを見て、ママは反省しています。
  体と心の疲れを取るために、今年は一度フルサトに帰ります。
  
  トトが将来どんな職業に就くか、どんな人間になるかは心配していません。それより、どんな環境におかれても、何事に対しても、落ち着いた態度で対応出来るというのは、ママの願いです。
  
  
  
# by chinamama377 | 2011-05-28 14:47 | 育児日記

「忍太郎」

       「忍太郎」
         2011年4月27日 (水)

 ジャジャがママに一冊の本を薦めました。「忍太郎」です。

 一昨日夜薦められ、昨日は忙しくて読めなかった。今日はがんばって読みたいと思っていますが、午前中トトと付き合い、午後は公園に遊びに連れて行き、ついでにジャジャを水泳からお迎えするのです。夜9時以降読もうかなと思っていますが、もし晩御飯のときジャジャに内容を聞かれたらどうするか考えてしまいます。
 「とても面白いよ、是非読んでみてね。」と、ジャジャがママに本を渡したとき言いました。

 三年生になったら、もう自由に図書室に借りにいけるのです。でも、ママはジャジャに外で遊んでほしい。目にも良いし、給食も人並みに食べられます。本ばかり読んだら給食の時間になると、困るのはジャジャです。いつも姿勢が悪いので目に悪いのは明らかです。

 でも、そんな話をする前に、この本を読んでからジャジャと共通の話題を持ちたいと思っています。本音では、ママは中国語の本を読みたいのです。体が疲れたら頭も回らなくなり、言葉は母国語が一番親しみやすくなります。

 ジャジャにはいつになったら分かってくれるかなと思っています。

 一番良い方法は、二歳のトトをも「忍太郎」の世界に引っ張っていくことです。一緒に読んで楽しめるならトトも寂しくなりません。

 トトはずいぶんジャジャに引っ張られ、猛スピードで成長しています。ちびまるこしゃんやたまごっち、ポケモンもいつも一緒に見ています。

 3月11日から疲れた日々を送っていましたが、最近はすこし元気になりました。花粉が少なくなり、天気も暖かくなりました。ジャジャとトトのことは、しばらくほっといていましたが、今からまたがんばろうと思っています。

 「忍太郎」を読みましょう。

 
# by chinamama377 | 2011-04-27 10:55 | 育児日記

偶 然

              偶 然  
 
                  2011年4月26日 (火)


 家庭訪問の日です。
  
 先生とこんなに近くで話すのは初めてです。肌がとても綺麗な方で、手もともて綺麗です。

 先生に子育ての悩みを打ち明けたら、こう言っていただきましたーー
 「困るときいつでも連絡してください、学校に電話してもいいし、連絡帳に書いてもかまいません・・・」と。
 とても心強くなりました。嬉しかった。

 その後なんとなく疲れてしまいました。パパが子供たちを連れて出かけましたので、一人でお茶を飲みながら古新聞を読みました。朝片付けたとき出てきた昨年10月18日の新聞でした。チリ落盤事故の当時話題になった面白い人物ーーバリオスさんの話がありました。彼は奥さんと愛人を持っていて、事故から脱出したとき愛人が出迎えしていたのです。
 でも、つい最近のことです。ネットニュースでそのバリオスさんが肺病で亡くなったことを読みました。生還してから死去まで半年しか経たなかった。
 
 同じ新聞で中国の反日デモで日本から西安までの交流生徒さんたちが行けなくなったこ記事もありました。尖閣諸島が問題です。

 スカイツリーの記事もありました。そのときまだ建設中でした。どうみてもツリーとは思えないそのタワーが、なんで「ツリー」という名前をつけられたのか分かりません。夜は華麗なるイメージになるかもしれませんが、昼間に見たら巨大なサボテンしか見えません。

 ジャジャが生まれてから、新聞をしばらく取っていましたが、毎日読む時間がなくてゴミの量が増える一方でして、やめてしまいました。新聞が大好きだから時々コンビニで買っています。でも、この18日の新聞は買ってきてから一度も読まないで今日まで置いていました。
 もし、朝通勤電車にすこし座れて新聞を30分ぐらい読めるならそれは何よりの幸せだと思います。大きい新聞は邪魔ですが、日本語学校のとき国際面と社会面を切り取ってから持ち歩いていました。そのほうが電車の中でも読みやすいと思います。

 今日、パパが二人を3時から8時まで見てくれました。8時頃パパがけっこういらいらしてきました。もうつかれきったではないかと思いました。年に一回ぐらいこういう風に子供たちを見てもらいたいと思っています。私は毎日こんな生活を送っています。
 今日、パパが二人を連れて皮膚科や銀行、マック、公園に行っていました。その後ジャジャをピアノレッスンにつれていき、さらに終わったら二人とお風呂に入ってくれました。ママへのたいしたサービスでした。週末はいつもママが二人と48時間付き合っています。パパは5時間でクタクタになりました。ふふふ・・・

 家庭訪問は中国語で「家訪」と言います。パパにその中国語を使ったら、パパが聞き取れなかった。もう中国語を先生に返したじゃないかと思いました。
 
 今日、「習字」、「体操と水泳」、「音楽」、「ジャジャとトトの健康管理」という四つのファイルを作りました。それぞれの書類をいれ、調べるときとても便利だと思っています。ずっと前からやりたかった仕事ですが、家庭訪問がないと、なかなかしっかり整理しないし、地震や放射能でずっとだらだらしていました。

 よい一日でした。
# by chinamama377 | 2011-04-26 23:04 | 育児日記

「いい歳をした大人が」

  ネットでいろいろ見たら、関西でも水を買いだめする人がいるという記事がありました。
  「いい歳をした大人が・・・」

  大人と言っても、その家に小さい子か孫がいるかもしれません。小さい子たちを守るために、人の目なんか気にしなくなり、買いだめの風に巻かれてしまうのも普通だと思います。

  でも、私は、二歳のトトを連れて買いだめどころか、買いに行くのも難しい。おじいさんおばあさんも買いだめしない主義、パパも買いだめ反対派です。
  でも、このような立派な大人たちこそ、わが子を守れません。

  水が心配になった今、妊娠中の友達に頼んでダンボール二つ分の水を買ってもらいました。大阪の親戚もダンボール二つ分送ってくれました。でも、これらの水を使い終わったら?

  放射能が関東の上空を彷徨い、今日の雨でまた川や地下水を汚染するかもしれません。また水道水の汚染がひどくなったら?

  私は、その「不検出」を信用しません。もう溢れた嘘にあきれました。
  放射能の数値が1だとしても、わが子には飲ませたくないのは、普通の親の気持ちです。

  今日、乾麺を茹でたとき、水を沢山使いました。普段は水道水で洗って、スープをかけて食べますが、今日は茹で上がってそのまま食べました。ミネラルウォーターで茹でたのです。しかも、子供二人分です。
  食物安全にうるさい私でも、今わが子を守るために、自分が水道水を飲みます。自分が買いに行っても、一本しか手にいれないのです。二歳の子を連れてスーパーを何回も回ることが不可能です。

  「いい歳をした大人」たちは、水を好きなだけ買っていますが、小さい子のためであるかもしれません。責められません。私だって、放射能の入っている水は飲みたくはありません。

  誰をも責める必要がありません。亡くなってもいい命は、ありません。

  でも、せめて、小さい子を連れているお母さんやお父さんたちに、二本買わせてもらいたいと思っています。大人に影響がないというならば。

  災難があるとき、頼りになるのは家族ですが、うちの家族はみんな日本の「良民」でして、水一本も買いだめしてくれません。もし大変な事態になったら、わが子はただ国が水を配るのを待つのでしょうか?
 
  今日、遠方の友達から野菜をいっぱい届きました。心境がすこし晴れました。もう一週間日本政府の対応を見てみましょうと思いました。
  地震があった日から、もうわが子をここに置きたくないと、毎日思っています。、でも、先進国の日本なら、きっと迅速に対応できるはずだと、信じていました。

  一生も忘れられないこの時期です。思い出にはならないですが、人生の経験になりました。将来、もし孫が不幸にもこんなひどい事態に遭ってしまったら、私も遠慮なく買いだめの大軍に参加するでしょう。子供たちのおじいさんおばあさんと違って、自粛しないおばあさんになるのに違いないと思います。

  許されないのでしょうか?聞いて欲しい。
# by chinamama377 | 2011-03-25 20:31 | 育児日記

3月11日から

                 3月11日から

 3月11日からの日記は書かなかった。

 子供たちにこう言いましたーー
 地球が骨折してしまって、今杖がないまま、いたいから回るのが難しくなった。なので、時々転びそうになり、うちも大地も一緒にゆれてしまう。

 友達はこう言ったー
 「地球が怒ったよ。」

 でも、「ママ、放射能ってなに?」って聞かれたらすこし難しい。
 どんな形?どんな色?どんな味?どこまで行く?

 3月11日前のある日、ラジオで中国語講座(?)で、中国唐山大地震の映画を偶然聞きました。偶然といえば、母親が息子を救うと言ったのを聞いた。それを聞いてすぐラジオの電源を切りました。娘を見捨てて息子だけ助けたい母親の気持ちが分からなかった。知りたくもなかった。
 そのとき、もし、私がその母親だったら?と、自問しなかった。

 その後の出来事は知らないまま、11日の大地震を迎えました。

 地震が来たとき、私は息子をベビーカーに座らせ、一緒に外で娘を待っていた。
 娘のジャジャが学校から帰ってきたばかりで、二階におもちゃを取りに行った。いつもはランドセルを玄関においてすぐママと一緒に出るけど、その日は特別だった。 
 いつも2時45分家に着くので、地震のときジャジャが二階に一人でいた。
 
 もう二度と娘に会えないと、そのとき思いました。
 でも、ベビーカーを手放しして家の中に行ったら、息子に二度と会えない可能性もあると思いました。ベビーカーから降ろしてだっこして中に入ることも考える余裕がなかった。

  生まれて初めて死別の恐怖に襲われた。

  その恐怖は、一生も忘れられないだろう。

  家や道や電信柱みんなまだ揺れていたとき、ジャジャはママのところに走ってきた。大泣きしていた。
  ジャジャは、そのときママのことをどう思ったのでしょうか?「ママ、助けて!」と呼んだとき、ママが来てくれなかった。
  聞こえなかった。聞こえたとしても、トトを置いて行けたのでしょうか?

  偶然にも、神様が私をそんな立場に立たせた。
  許してください。
  映画の中の母親を、簡単に批判してしまった罰でしょうか?
  私の心の声は、神様しか聞こえなかったはず。あの日、一人でラジオを聴いていた。3月11日の前のある日。
  それは映画の内容だと、地震の後国際電話で知った。

  ジャジャはママを一言も責めなかったけど、ママの心が暗闇に沈んだ。
  ごめんね。
  神様がわが子を見逃してくれても、ママはジャジャに言いたいーー
  ごめんね。

  その後、原発事故、放射能、野菜汚染、水源汚染・・・

  私は、いかにも弱い者だと、子供を前にしてようやく分かりました。

  日本人の落ち着きが分かりづらい。でも、その落ち着きに敬意を払わなければならない。
  
  私は最初から崩れた。ぼろぼろ。

  神様が、地震を使って人間の世界を襲ってきました。

  無差別で。一部の人間を連れ去って、もう一部の人間を悩ませ。

  神様、子供たちをほっといてください。

























  

  

  


 

 
# by chinamama377 | 2011-03-23 21:34 | 育児日記